背中の痛みや胸のあたりの違和感を感じたことがある方は少なくないと思います。今回は、単なる筋肉疲労ではなく、椎間板が神経を圧迫することで生じる「胸椎椎間板ヘルニア」についてご紹介します。

胸椎椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある軟部組織が突出し、神経や脊髄を圧迫してしまう状態です。首や腰に比べると発症頻度は高くありませんが、放置してしまうと歩行のしづらさや下肢の感覚異常など、より重い症状に進行してしまう可能性もあります。

原因としては、加齢による椎間板の変性を土台としながら、猫背や肩の内側への巻き込みといった姿勢不良、長時間座りっぱなしの作業、スマートフォンの使用習慣、重い物を扱う作業など、日常生活の中で背骨に積み重なる負担が挙げられます。

当院では、痛みが出ている部分だけを施術するのではなく、全身の姿勢評価や肩甲骨・骨盤・股関節の動きの分析、体全体の力学的なバランスの評価を行い、根本的な原因へのアプローチを大切にしています。

あわせて柔軟性を高める運動や体幹機能の強化に取り組むことで、再発しにくい体づくりにつなげていくことができます。背中の痛みが続く場合は、一度専門的な評価を受けてみることをおすすめします。