痛みには大きく分けて2つのタイプがあり、それぞれ原因や対応が異なります。今回はその違いについてご紹介します。
一つ目は「動かした時だけ痛む」メカニカルペインです。「肩を上げた時だけ痛い」「しゃがむと膝が痛い」といったケースがこれにあたります。筋肉や関節への物理的なストレス——引っ張られる、圧迫される、こすれるといった刺激——が原因となっており、姿勢や動き方、関節の使い方、筋肉のバランスを整えることが対応のポイントになります。
二つ目は「安静にしていても痛む」ケミカルペインです。「夜じっとしていてもズキズキする」「熱っぽさや腫れを伴う」といった症状が特徴で、炎症反応や発痛物質の蓄積が原因となっています。この場合は、湿布や痛み止め、アイシング、安静といった対応が優先されます。
実際には、この二つのタイプが混在しているケースも少なくありません。最初に起きた炎症をかばう動きが習慣化し、それが新たな負担を生み出してしまうこともあります。
当院では、今の痛みがどちらのタイプに近いのかを見極めたうえで、その時期に適した対応をご提案しています。痛みの性質を正しく理解することが、回復への近道になります。