前回の拘縮肩に続き、今回はさらに注意が必要な「凍結肩」についてご紹介します。
凍結肩は、単なる筋肉の硬さではなく、肩関節周囲の炎症や組織の変化が原因で生じる状態です。拘縮肩との大きな違いは、自分で動かそうとしても、他者が動かそうとしても、どちらの場合でも動きが強く制限されてしまう点にあります。腕を上げる、外側にねじる、背中に手を回すなど、複数の方向で制限が生じるのが特徴です。
評価にあたっては、痛みが出ている部分だけでなく、肩甲骨や胸郭、首、腱板など、関連する広い範囲を確認しながら、どこに負担が集中しているのかを見極めていきます。痛みが強く出ている時期と、可動域の低下が主な問題になっている時期とでは、施術の内容を変えるべきだという点も重要なポイントです。
「硬いから強く揉む」といった単純な対応ではなく、今の状態に合った刺激を選びながら、運動療法と組み合わせていくことで、痛みを和らげつつ動きやすさを取り戻していくことを目指しています。