肩こり・五十肩シリーズの締めくくりとして、今回はあらためて「肩こりの根本的な原因」についてまとめてご紹介します。
肩こりは、肩まわりの筋肉だけの問題だと思われがちですが、実際には体全体の機能低下が関わっていることが少なくありません。
長時間座った姿勢が続くと、背骨まわりや脚の筋肉が十分に働かなくなり、筋肉の柔軟性や組織同士の滑りが低下していきます。すると、体を支える役割を担う筋肉群が過度に緊張した状態になってしまいます。
猫背の姿勢になると、背中の上部が丸まることで肩甲骨の位置が変わり、首から肩甲骨にかけてつながる筋肉、特に僧帽筋の上部が常に収縮を強いられる状態になります。その結果、血流が滞って酸素が不足し、痛みや重だるさとして感じられるようになるのです。
肩こりの改善には、肩という局所だけでなく、背骨や骨盤、下肢まで含めた全身の評価が欠かせません。これまでご紹介してきた頸椎・首、腰、足部、そして肩こり・五十肩のシリーズを通じて、体は互いに影響し合いながら動いているということを、少しでもお伝えできていれば嬉しく思います。今後も、皆さまの体づくりのお役に立てるよう、情報を発信していきます。