今回は、肩こりがなぜ「揉むだけ」ではなかなか改善しにくいのかについてご紹介します。

デスクワークやスマートフォンの使用で同じ姿勢が続くと、首や肩に負担が集中し、筋肉の緊張が持続してしまいます。ここで重要なのは、背中の胸椎の動きが制限されたり、肩甲骨や肩関節の動きが低下したりすると、首や肩の筋肉がその不足分を補おうとして、過剰に働くようになるという点です。つまり、症状が出ている場所が、必ずしも根本原因とは限らないのです。

一般的なケアではストレッチや筋力強化を行うことが多いですが、当院ではさらに一歩踏み込み、「なぜ肩に負担が集中してしまうのか」を評価することを大切にしています。頸椎から肩関節に至るまでの全身の連動性を検査し、姿勢や左右の筋肉バランスの違いも確認していきます。

理学療法士と鍼灸師、両方の視点から評価を行ったうえで、手技療法、関節へのアプローチ、運動療法、鍼灸治療を組み合わせて施術しています。

繰り返す肩こりに悩まされている方には、その場しのぎの局所的なほぐしだけでなく、体全体の不調を総合的に検査することが、改善への近道になると考えています。