今回は、腰を反らしたときの痛みの背景に多い「胸椎と股関節の硬さ」についてご紹介します。
腰を後ろに反らす動作で生じる痛みは、腰そのものだけの問題ではなく、背中(胸椎)や股関節の動きの悪さが根本的な原因になっているケースが多く見られます。本来、体を反らす動作は、背中・股関節・腰が協調しながら行われるものです。
デスクワークやスマートフォンの使用による姿勢の崩れで背中が硬くなり、長時間座った姿勢や運動不足によって股関節の前面の筋肉が縮こまってしまうと、腰がその分の動きを「肩代わり」することになります。その結果、腰椎や脊柱起立筋、多裂筋に過度な負担が集中してしまうのです。
当院では、腰だけでなく背中や股関節も含めた全身的な評価を行い、それぞれの関節の可動域や筋肉の柔軟性を総合的に確認しています。
治療では、深層の筋肉に鍼灸で直接アプローチすることで、その場しのぎの症状緩和ではなく、根本的な改善を目指しています。